2025年4月21日、三越銀座と三越日本橋の2店舗で「江田和牛フェア」が始まった。会期は3週間。結果として、1,200名以上のお客様にお越しいただいた。
宮崎で牛を育てている会社が、銀座と日本橋の一等地に自分たちの名前で商品を並べる。その事実の重さを、私たちは深く感じていた。
三越という場所の意味
三越は1673年に創業した、日本最古の百貨店のひとつだ。その売り場に並ぶということは、品質と信頼の証として認められたことを意味する。私たちにとって、これは単なる「販売チャネルの拡大」ではなかった。
フェア期間中、来場されたお客様と直接お話しする機会が数多くあった。「宮崎からわざわざ来ているのか」「若い人たちがやっているのか」という反応は新鮮だった。百貨店の売り場で、生産者の顔が見える接客ができたことは、ブランドにとって大きな財産になった。
売り場に立つからこそ、伝わることがある。数字では測れない信頼が、対面の中で生まれる。
—— 江田 友輝
若いスタッフが、売り場に立つ
三越銀座でも日本橋でも、接客を担当したのは江田畜産の若いスタッフたちだった。畜産の現場を知っているメンバーが、自分たちの言葉でお客様に説明する。これは、百貨店のフェアとしては異例のことかもしれない。
通常、百貨店の催事では販売代行のスタッフが立つことも多い。しかし私たちは、生産者自身がお客様と向き合うことにこだわった。飼育のこと、牛のこと、宮崎のこと。商品の裏側にある物語を、自分たちの声で届けたかったからだ。
銀座と日本橋に、旗を立てる
宮崎の畜産会社が、銀座と日本橋の三越に並ぶ。これは、決して当たり前のことではない。大手ブランドや老舗の生産者がひしめく首都圏の市場で、創業数年の私たちが自分たちの名前で勝負できたこと。それ自体が、ひとつの到達点だった。
しかし、これはゴールではない。首都圏での存在感を確立し、江田和牛という名前を日常の選択肢のひとつにしていくこと。そのための第一歩を、2025年の春に踏み出した。
Eda Livestock Co., Ltd.
Tokyo, Japan / 2025.04.21