ザ・リッツ・カールトン福岡は、2023年に開業した九州初のリッツ・カールトンである。福岡市中心部に位置するこのホテルは、九州のラグジュアリーホスピタリティを象徴する存在として、開業当初から国内外の注目を集めてきた。
その館内にある鉄板焼レストラン「幻珠」は、九州の自然と食文化を五感で味わうことをコンセプトに掲げている。厳選された素材を、ゲストの目の前で焼き上げる。食材の質が、そのままダイニング体験の質になる場所だ。
第1回 スペシャルディナー
2024年9月12日から14日までの3日間、「幻珠」にて江田和牛のスペシャルディナーが開催された。料金は1名32,000円。3日間限定という希少性と、江田和牛の品質に対する「幻珠」の信頼が、このディナーを実現させた。
鉄板焼というスタイルは、和牛の魅力を最も直接的に伝える調理法のひとつである。余分な装飾を排し、素材そのものの力で勝負する。シェフの技術と食材の質が、鉄板の上で一対一で向き合う。江田和牛にとって、これ以上ない舞台だったと思う。
最高の食材には、最高の舞台がふさわしい。その逆もまた然りだ。
―― 「幻珠」シェフ
第2回 江田和牛エクスペリエンス
2025年5月9日から18日まで、「幻珠」にて再び江田和牛の限定フェアが開催された。タイトルは「江田和牛エクスペリエンス」。前回の3日間から10日間へと期間が拡大されたことは、第1回の評価の高さを示している。
第2回では、江田畜産の代表である江田友輝自身も現地に赴き、ゲストを直接お迎えした。食材を届けるだけでなく、その背景にある哲学や飼育の姿勢を、つくり手本人がゲストに伝える。ホテル側がそれを望み、私たちもそれに応えたいと考えた。
メディア取材や業界関係者の来店もあり、江田和牛の認知が九州の食の最前線でさらに広がる機会となった。
リピートされるパートナーシップ
ホテルとの取引において、一度の採用は「試し」であることが多い。二度目があるということは、品質が継続的に信頼されたということだ。
ザ・リッツ・カールトン福岡が江田和牛を再び選んだ理由は、単に肉の品質だけではないと考えている。「幻珠」が掲げる「つくり手の想いを伝える」というコンセプトと、江田畜産が大切にしている「飼育の透明性」という哲学が、自然に共鳴した結果だ。
九州から、世界基準のダイニングへ
江田畜産の拠点は宮崎にある。そして、ザ・リッツ・カールトン福岡は同じ九州にある。地元の食材が、地元の最高峰のホテルで供される。この地産地消の循環は、私たちが目指す畜産の姿そのものだ。
同時に、リッツ・カールトンという世界的なブランドのダイニングで提供されることは、江田和牛が国際基準の品質を持つことの証明でもある。九州の牛舎から、世界基準のダイニングへ。この距離を、私たちは一歩ずつ、確実に縮めている。
Eda Livestock Co., Ltd.
Miyazaki, Japan / 2024.09.12